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犬は8月に抜け毛が多い?室内犬の換毛期とその対策をご紹介
2023.08.15 [ID:000012]
犬は汗をかくことができませんが、1年に2回、夏と冬に入る季節の変わり目に被毛が抜け替わることで体温を調節します。そのために必要な生理現象として「換毛」を行うのです。この「換毛」、実は犬種によって異なり、また最近は時期外れの抜け毛として悩んでいる飼い主の方も多いようです。今回はこの「換毛」について、病気による抜け毛との違いや抜け毛対策なども含めてご紹介します。
犬の換毛期とは
通常、犬の換毛期は春(から7月頃)と秋(から11月頃)に2回起こります。春の換毛期は厚い冬毛が抜け密度を少なくして夏の暑さに備えます。そして秋の換毛期は夏毛が抜けてフワフワの冬毛を生やし、冬の寒さに備えるのです。人間でいう衣替えですね。
換毛するのはどんな犬?しない犬もいる?
換毛があるのは「ダブルコート」の犬種です。ダブルコートとは犬の被毛がオーバーコート(上毛)とアンダーコート(下毛)という2種類による構造のこと。ちなみに、オーバーコート(上毛)のみでアンダーコート(下毛)がない犬種は「シングルコート」といいます。
ダブルコートの犬は春と秋に大量の抜け毛を経験し、換毛期においてはいつも以上にまめなブラッシングが重要です。
シングルコートの犬種は明確な換毛期こそありませんが、元々温暖な地域出身であることが多く、体温調節に役立つアンダーコートがないため、冬は散歩時に服を着せるなど、温度調節のケアが必要です。
ダブルコートの犬種(長毛タイプ)
アメリカンコッカースパニエル
ゴールデンレトリバー
サモエド
シーズー
シェットランドシープドッグ
ジャックラッセルテリア
スピッツ
ダックスフンド
ポメラニアン
ボーダーコリー、
ミニチュアシュナウザーなど
これらの犬は春と秋の換毛期には大量の抜け毛が発生します。ブラッシングを怠ると毛が絡まりやすく、皮膚トラブルの原因になることもあるため、まめなブラッシングが重要です。
ダブルコートの犬種(短毛タイプ)
秋田犬
コーギー
柴犬
ジャックラッセルテリア
ダックスフンド
チワワ
シベリアンハスキー
パグ
ビーグル
フレンチブルドック
ボストンテリアなど
これらの犬は長毛犬種と比べるとトリミングの必要はないのですが、毛が短い分、長毛種より生え変わりのサイクルが早いため、まめにブラッシングする必要があります。ちなみにジャックラッセルテリアやダックスフンド、チワワの場合、長毛と短毛の両方います。
換毛しない犬ってどんな犬?
換毛期のないシングルコートの犬種でも自然現象として一定の量の抜け毛はあるため、これらの犬種もブラッシングや毛の手入れを欠かさず行うことが重要です。
【シングルコートの長毛種】
アフガンハウンド
トイプードル
マルチーズ
ヨークシャーテリア
バーニーズ・マウンテン・ドッグなど
【シングルコートの短毛種】
イタリアングレーハウンド
ウィペット
フレンチブルドッグ
ミニチュア・ピンシャー
ミニチュアブルテリアなど
【シングルコートの長短両種】
ワイマラナーなど
※チワワやパグ、フレンチブルドッグは一般的にはダブルコートとされていますが、交配で品種改良されたシングルコート種も存在します。
このように最近は個体によって毛質が異なることもあるため、毛質で子犬を選びたいという方は、その親犬をよく知っているブリーダーに相談するのが良いでしょう。
8月なのに毛が抜ける原因は?
地域によって異なる気候
犬の換毛期は同じ春でも北海道と沖縄では気温差があるように、気温や湿度などの環境や犬の個体差によってサイクルが異なる場合があります。そのため、犬の飼育環境やお住いの地域によっては時期がずれるようです。
室内での飼育環境
室内犬の場合、年中適温に調節された室内では季節の変化を感じにくく、日照不足になりがちです。そのため本来の、犬に備わっている換毛システムが狂うことがあります。犬を散歩に連れて行くなど屋外に出る機会を増やし、環境を工夫することで自然な換毛周期に近づけることは可能です。
ストレスや病気によるもの
犬はストレスを感じると、それが抜け毛として現れることがあります。ほかのペットとの相性や環境の変化、飼い主の留守などがストレスの一因となります。
また、内臓疾患などの病気やフケ、湿疹などの皮膚トラブルも抜け毛の原因になることがあります。
犬の換毛期と病気による抜け毛の見分け方
正常な換毛と病気による抜け毛の違い
犬の換毛期は自然な現象であり、一定の時期に大量の抜け毛が見られます。しかし、異常な抜け毛が続く場合は病気やストレスのサインかもしれません。毛質がいつもと違う、異常に痒がる、もしくは、まだらな状態で抜け毛があったり部分的に禿げていたりなどの抜け毛が見られる場合は、たとえ換毛期であっても、すぐに動物病院で診てもらいましょう。
獣医師の診断の重要性
獣医師は抜け毛の原因を突き止めてくれる専門家です。犬の健康状態を見極め、飼い主さんへの問診や犬に適切な検査を行うことで、それが時期外れの換毛なのか、病気なのかを特定してくれます。なかには毛周期停止(アロペシアX)という痒みのない脱毛症もあるため、日頃から抜け毛だけでなく食事の量や歩き方など、様子をよく観察しておき、獣医師が正確な診断ができるよう伝えることも重要です。
犬の換毛期のケア
ブラッシング
犬の換毛期にはまめなブラッシングが欠かせません。特に長毛種は被毛が絡まりやすく毛玉になりやすいため、より丁寧なブラッシングをする必要があります。
もちろん換毛期以外でも日頃から定期的なブラッシングを行うことで、被毛を健康的で美しく保つことができます。
シャンプー
シャンプーをすることで抜けかかっているアンダーコートがかなり抜け落ちます。そのため事前にブラッシングしてからシャンプーをしてあげましょう。ただし、犬種によっては頻繁なシャンプーは皮膚を乾燥させる可能性があるため、低刺激で保湿効果のあるシャンプー剤を使い適度な頻度で行うようにしてください。また、シャンプー後も体が渇いてくるとアンダーコートが浮いてくるので、ブラッシングでしっかり死毛(抜けているアンダーコートのこと)を取り除きましょう。
ブリーダーからのアドバイス
「犬の換毛期はブラッシングとシャンプーで清潔に保つことが第一です。普段のブラッシングは長毛・短毛どちらも適しているスリッカーブラシがお勧めです。また、犬用の洋服を着せることで過度に抜け落ちる毛を減らせます。
気温が上がる春〜夏の換毛期は、特に長毛の犬はサマーカットでトリミングしてあげることで、抜け毛のお手入れがしやすくなりますよ。
健康的な毛並みを維持するために皮膚や被毛に良いサプリメントをご飯に混ぜてあげるのも良いと思います。」(4Pawsスタッフ)
換毛期に飼い主が気をつけること
換毛期は普段より多くの毛が抜けます。抜け毛をそのままにしておくとノミやダニの温床となってしまい、皮膚炎やアレルギーの発症に繋がります。換毛期はお部屋の掃除はもちろん、犬のベッドやシーツなども清潔を保ちましょう。
また、散歩などで公共の場所に犬を連れて行く際は、毛が飛び散らないよう、お出かけ前に入念にブラッシングし、洋服を着せるなどで対策しましょう。
犬の抜け毛掃除のコツ
換毛期の犬がいるご家庭では、頻繁な抜け毛掃除が欠かせません。空気中に舞ってしまう犬の毛を掃除する際は、タイミングと使う道具にポイントがあります。
起きてすぐ行う
人間や愛犬が動いている時間は、その動きに反応して毛や埃も移動しています。空気中の毛は皆が寝静まった夜中にゆっくり下に落ちていくので、最も効率的に取り除けるのは起きてすぐの朝イチです。
掃除機はNG
前述したように、犬の毛は軽いため空気中に舞ってしまいます。ついつい掃除機でパワフルに抜け毛を吸い込みたいところですが、掃除機から出る排気で毛が舞い上がってしまうのです。そのため毛を舞い上げない道具で掃除するのがコツです。フローリングならフローリングワイパー、カーペットやソファならコロコロ粘着シートが有効です。
まとめ
今回は犬の換毛期に関するあれこれを掘り下げてみました。犬の換毛期は季節や犬種によって異なりますが、定期的なブラッシングや適切な食事、健康管理などが換毛期の健康的な過ごし方に繋がります。また、季節外れの抜け毛にはストレスや病気が原因となることもありますので、愛犬に異変を感じた際は早めに獣医師の診察を受けるよう心掛けましょう。
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