COLUMN Spacious & Clean Kennel and Dog-first Personal Breeding

ドッグフードの選び方

2023.11.15 [ID:000018]
ドッグフードの選び方

世の中にあるドッグフードは年齢別、犬種別、目的別に味や形状、食感別などバラエティに富んでいます。それだけに初めて犬を飼う方はドッグフード選びに困っているのではないでしょうか?
食べるもので健康や寿命に大きく影響するのは犬も人間と同じ。だからこそ、愛犬に何を食べさせるか、しっかり調べて納得した上で与えたいですよね。
今回はドッグフードの選び方や、選ぶ上でのポイントについて解説していきます。

もっとみる
閉じる

犬種別のドッグフードとは?

犬種別のドッグフードは全犬種向けのスタンダードなドッグフードと何が違うのでしょうか?

以下は国内人気の高い犬種をピックアップし、世界最大手のペットフードメーカー、マースグループ傘下のブランド「ロイヤルカナン」が扱っている犬種専用フードの内容を抜粋、引用したものです。

※あくまでも例示であり当メーカーを推奨するものではありません。

  1. チワワ専用フードの特徴

    チワワはほかの犬種よりマズル(鼻口部)が小さく嗅覚が鋭くない傾向から、人間のごはんに興味を持つなどの「食べムラ」に対処しています。ほかのドッグフードよりフレーバーが強いようです。
    また、室内飼いによる運動不足でも腸に負担にならない消化性の高いタンパク成分を使用、顎の小さなチワワでも噛み砕きやすい小さなサイズのキブル(粒)などでチワワ特有の傾向に配慮したものになっています。

  2. ポメラニアン専用フードの特徴

    ポメラニアンはチワワと同様に小型犬種であり、骨が細めで関節が外れやすい傾向があることから、ミネラルやEPA・DHAの配合を強化しています。EPA・DHAは同時にポメラニアン特有の美しく柔らかい被毛をサポートする働きもあります。

    また、便秘予防のためのサイリウムも含まれていました。

  3. ダックスフンド専用フードの特徴

    ダックスフンドは胴長で、関節の負担を軽減するために体重管理と筋肉の維持が重要です。そのため、食欲も旺盛なダックスフンド専用のドッグフードは、体重管理をサポートし、関節の健康を促進するためにタンパク質の量が適切に調整されており、カルシウムとリンのバランスも調整されています。

  4. プードル専用フードの特徴

    プードルはスタンダード、ミニチュア、トイといくつかの異なる体高サイズがあり、それぞれのサイズに合わせたドッグフードも存在します。プードル専用のドッグフードは、シングルコートで抜け毛が少ないため、被毛の美しさを維持するためのルリチシャ油やオメガ3系不飽和脂肪酸が配合されています。

    また、歯のトラブルが起こりやすいため、歯石の形成を抑えるキブル(粒)になっています。

  5. 柴犬専用フードの特徴

    日本を代表する犬種の一つである柴犬は、日本の夏の高温多湿と冬の乾燥などから皮膚炎が起こりやすいため、EPA・DHA、ルリチシャ油などが配合されています。
    そして元々狩猟犬として育てられた犬種であり、高いエネルギー消費を持つことが一般的な柴犬専用のドッグフードは、高タンパク且つカロリー量を最適化しています。

このように、犬種別のフードは各犬種の特徴や病気・ケガの傾向に合わせた成分で構成されているようです。




全犬種用と犬種別、どちらのドッグフードにするべきか?

犬種別フードがある一方で、犬にとって必要な栄養は、犬種による"大きな違い"はないとされています。自分の飼い犬がプードルだから「プードル専用のフード」を選ばなくてはならないということは特になく、基本的には全犬種向けのドッグフードでも大丈夫です。

犬種別フードは1960年代から国内でペット専用のフードが供給され始め、1990年代のペットブームを受け、以来、様々な犬種を飼う人が増えたことにより、犬種ごとになりやすいケガや病気の傾向などから、各犬種に対応する専用ドッグフードが誕生しました。

しかし犬種の特徴やケガ・病気の傾向は同じ犬種であっても様々です。人間でも、日本人と韓国人、もしくはアジア人とヨーロッパ人では、その体質や性格の特徴、なりやすい病気の傾向はありますが、個体差がありますよね。

つまり、日々愛犬をよく観察して、あなたの愛犬の体質や傾向、生活環境から予測されるリスクをとらえて、そのワンちゃんに適したドッグフードを選択することが最も重要なことです。

迷ったらワンちゃんを購入したブリーダーさんや、かかりつけの獣医さんに相談してみるのもお勧めです。




犬の大きさによってフードの種類は変えるべき?

  1. 小型犬用フードの特徴

    小型犬は一般的に大型犬と比較すると代謝率(エネルギー消費量)が高いです。
    そのため、小型犬の食事は高エネルギーであり、小型犬用フードはそれに合わせて設計されています。
    一般的には、小型犬用フードは小さなキブル(粒)で、高タンパク質、高脂肪の成分が含まれており、エネルギー供給をサポートするものが多くなっています。

  2. 大型犬用フードの特徴

    大型犬は通常、小型犬に比べると成長期が長く、成犬時には体重と体高がかなり大きくなります。
    そのため、大型犬用フードには、関節のサポートと過度の成長を抑制するためにカロリー制御が求められます。
    また、グルコサミンといった、軟骨の健康をサポートがする成分が含まれることもあります。

このように、大型犬に比べて胃の小さな小型犬のために、少量でも効率的に栄養摂取ができるよう高カロリーになっている小型犬用フードを大型犬に与えてしまうと、太りやすくなってしまう恐れがあります。

また、大型犬に合わせてキブルの大きなドッグフードは、小型犬にとっては食べにくいため、飼い犬のサイズに合わせたフードを選ぶことが大切です。




犬の年齢別に気をつける食事のポイント

犬の大きさだけでなく、年齢に応じたフード選びも非常に重要です。
ワンちゃんの成長段階は犬種やサイズにもよるのであくまでも一般的にいわれているのが、0-12ヶ月を成長期(仔犬)、1-6歳くらいまでを若齢期(成犬)、7歳以上を高齢期(老犬)としています。

以下に犬の成長段階別に注意すべき食事のポイントをご紹介します。

  1. 仔犬用フード

    犬の成長期は成長スピードが早く代謝が高いのですが、まだ体内にエネルギーや脂肪をため込む機能が発達していません。
    そのため高タンパク質で高カロリー、且つ消化吸収が良いものを選びましょう。
    ビタミン、ミネラルなどの栄養素も愛犬がケガや病気になりにくい、強い体を作るために重要です。
    仔犬用フードにはこれらの要件に合致した成分が含まれており、骨と筋肉の成長をサポートします。

  2. 成犬用フード

    成犬用フードは最も一般的なドッグフードであり、適切なバランスの栄養素を提供し、健康維持食として多くの犬に適しています。
    しかし、飼育環境や運動量とその頻度によっては、与えるフードの量によって肥満につながるため、ご自身の飼い犬にとって最適な量を見極めましょう。

  3. シニア犬用フード

    高齢期の犬は、代謝が減少し消化吸収能力が落ち、体重管理が特に重要になります。
    また関節や歯石による問題も出てくるため、シニア犬用のフードは、これらの健康課題に対処するために設計されています。
    関節のサポートする成分が含まれているものや、噛む力弱くなっても食べられる柔らかいフードなど、愛犬の症状に合わせて選びましょう。

このように、犬のライフステージごとに必要な栄養素の量やバランスが異なるため、犬の成長段階に適した食事環境に配慮することが重要です。




ドッグフードを選ぶ際の注意点

前述の犬種別、サイズ別、年齢別のフード以上に飼い主が気をつけなければならないのが、ドッグフードに含まれる「原材料・成分」です。
人間が食べる食品でも、加工品に何が入っているか気になりますよね。

ここでは市販のドッグフードに記載されている成分表の見方と、そのチェックポイントについて解説します。

ドッグフードの成分表のチェックポイント

  1. ペットフード安全法に基づいた表示か

    ドッグフードにはその基準や規格を明確にした「ペットフード安全法」に基づいた、5つの項目(名称、賞味期限、原材料名、原産国名、事業者名および住所)の表記が義務付けられています。
    実際に商品のパッケージに記載されているかチェックして、ネットなどで初めて購入するドッグフードは特にこの記載の有無を確認してから購入してください。

  2. 表示義務以外の成分

    実は、ペットフードの成分表示は「タンパク質」「脂質」「粗繊維(食物繊維)」「灰分(ミネラル)」「水分」の5項目の配分量を最低表示内容としており、それをさらに細分化した成分については指定されていません(「ペットフードの表示に関する公正競争規約施行規則」)。
    しかし、高齢犬になってくると腎臓病になるワンちゃんも多く、そうなると病気の進行を遅らせるためにも低リン・低ナトリウムのドッグフードが推奨されます。灰分に含まれる「リン」や「ナトリウム」が何%含まれているかは重要なポイントです。
    本来、飼い主が誤解せず選べるよう、成分が詳細に記載されていることが望ましいですが、問い合わせればしっかり回答してくれるかといったメーカーの姿勢にも注視しましょう。




まとめ

ドッグフードの選び方は犬の健康と幸福、すなわち、あなたのQOL(クオリティ・オブ・ライフ:生活の質)に直結します。
犬種、大きさ、年齢だけでなく、飼い犬の生活環境や体調に合わせた適切なドッグフードを選びと、原材料や成分表示をしっかり確認することが非常に重要です。

迷ったら犬の専門家であるブリーダーや獣医さんに相談して、ワンちゃんにとって最適なドッグフードを見つけてください。

犬の健康と質をサポートする4Paws

550坪の広大な敷地で優良血統犬を繁殖・飼育している4Pawsでは、みなさまの犬舎見学をお待ちしています。元気で可愛い4Pawsのワンちゃんたちに会いたい方はお気軽にご予約・お問い合わせください。

pht.jpg

あわせて読みたい4pawsコラム記事